「木曽路はすべて山の中である。」から始まる島崎藤村の名作「夜明け前」。現在でも霊峰御嶽山をはじめ深く美しい山々がほとんど昔のまま残っている。
「峠」と呼ばれる場所も多い木曽の険しい山々を行き来するのには無くてはならない馬篭宿や妻籠宿が栄えました。険しい木曽路を歩いた旅人の疲れを癒し、明日への活力を蓄えた場所なのです。
現在でも木曽の山々に訪れた人は、この深く静かな山々に圧倒され、都会の喧騒から離れ自分自身をゆっくり、そして静かに見つめなおす場所でもあるのです。
ホテル富貴の森はそんな木曽路の山の中にあるホテルです。
周りには何もありませんが、澄んだ空気の中で親しい人とゆっくり語り、そして自分自身を静かに見つめなおすことができるホテルです。
「何も無い」これが究極のおもてななしなのです。
春は、花桃が柔らかく咲き、気持ちを和ませ、木々は若緑が力強く魅せる。夏は、濃緑と青空、豊かな自然に風が心地よい。秋は、燃えるような山の紅葉と夕焼け。冬は、静寂の白の世界と澄んだ星空。
季節の移り変わりが、大自然のスライドショーのように流れていく1年。幾通りもある自然の顔をのぞきに来てください。
桜、梅とは違い、ほんのりと柔らかい花を咲かせる花桃。
花桃並木は白、赤、桃色の花がたくさん色づく、浮き浮きした気分にさせる当館自慢のお散歩コースです。
花巡りをされている方も多く訪れ、春の清々しい気分をお楽しみください。
お部屋、またはラウンジから眺める森を背景にした花桃を眺めるのは最高の贅沢です。
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秋を一色に染める紅葉。 |
森に囲まれたホテルならではのお客様。
多くの鳥の声、虫の声が聞こえますが、そっとベランダから外をのぞいてみてください。
森からのお客さんが、あなたに何かを話しかけているかもしれないですよ。
多くの野鳥が、当ホテルには遊びに来てくれます。
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雪が降り積もり、静寂に包まれる富貴の森の冬。 |